今日は44回目のNHKの朝ドラべっぴんさんです。
紀夫さん(主人公すみれさんのご主人)、シベリアから帰国しました。
「シベリアでは、お風呂に入るときに、服を盗まれ、寒さで死んでしまうんだ。」
シベリアに自分自身が抑留されていた知り合いはいません。
お父さんがシベリアから戻ってきた人、というのも、1人だけ。
私の年代だと、ぎりぎり親世代が子供のころに第二次世界大戦中だったくらいです。
昔、ソニプラでスニッカーズを買って来たら
私が高校生くらいのころはスニッカーズはまだ普通にスーパーでは売っていなかった、外来品だったのです
お父さんが「小さいころ進駐軍にもらって食べたやつだね」と喜んでいました。
親がギブミーチョコレートな世代。
年上の知り合いで、満州から帰ってきた人がぽつぽついた感じです。
今でも中国語で怒鳴られると理解できたりするんだよ、とか
満州にいたときは、家にスケートリンクがあったのよ、とか
満州からの帰国の話は、1人だけ話してくれました。
帰ってくるときにピョンヤンに1年くらいいる事になったのよ。
私の親は看護師だったから、薬の使い方を教える代わりに卵をもらったりして、それで兄弟全員無事に帰れたのよ。
ピョンヤンの冬は寒くてね、マイナス30℃とかになるの。
服はだいじょうぶだったんですか?
亡くなる人が多かったから、亡くなった人達の服をいただいたのよ。
ピョンヤン出るころには着いたときの3分の1くらいの人数になってたわ。
そんな話をされたことを思い出しました。
戦争から70たち、生々しすぎる傷から、少しずつ傷痕になってきた気がします。
仕事が変わったり引っ越しをしたりすることで、実際に話をしてくれる知り合いの方とも疎遠になってしまいました。
シベリアのことは図書館のロシアのコーナーにぽつぽつ本を見つけます。
当時の満州のことの本も探してみようかな。
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