でも、他の国に行くと、陸路で国境を越えたりするわけでして。
陸の国境のほうが普通なはずですが、日本にいると不思議な感じがします。
ルーマニアのコンスタンツァから、黒海沿いに下って、ブルガリアのバルナに入る国境。
真っ青な空に、ひまわりが咲き乱れる国境。
コンスタンツァから乗り合いバスでバマベケまで行って、そこからてくてくとボーダーを歩きます。
当時はブルガリアは日本人が入国するにはビザが必要でした。
ブカレストのブルガリア大使館では「日本人は国境でビザとれるから出しません!」とビザの発給を断られ、
ビザを持たないまま、国境に向かいます。
国境で分かったこと。
ビザ、高い。
ビザ代 97ドル。
大使館で発給されるほうが断然安い。
100ドル札を出し、おつりは、ブルガリアレフでもらいます。
それが全財産のレフ。
一応両替所があったと思うんだけど、なんとなく、それでヴァルナまで行きつける気がしたの。
おつりの3ドル分のレフで、国境に停まっていた乗り合いバスにのり、カバルマまで行きます。
そして、畑の真ん中のカバルマのバスターミナルで、ヴァルナ行きのバスに乗り換え。
そしてヴァルナに到着。
今は日本人は査証免除だよね。
行きやすくなりました。