9か所目。
よく回っています。
疲れたけど頑張っていくぞ。
アンコールワット
12世紀前半、スーリヤヴァルマン2世が30年余りの年月で建てた、ヒンドゥー教のヴィシュヌ神寺院であり、王の墳墓でもある場所。後に仏教寺院になります。
表参道
道幅12m、道の長さ540m石畳の表参道の両側の欄干は、蛇神ナーダ。
西参道の入り口です。
ここでトゥクトゥクさんを降りて、アンコールワットに入ります。
ナーダとシンハのお出迎え。
ようやく周壁に着きました。
周壁を超えても参道はずっと続きます。
周壁はこんな感じ。
ヴィシュヌ神。
背が高いです。4mあるんだって。
手が8本。
周壁の内側は、デバターギャラリー。
入ってすぐ右手にいる歯を見せてる子。
アンコールワット内、沢山のガイドさんがガイディングしていて、観光客がレリーフを鑑賞しています。
おかげで、いろんな見どころを見つけやすかった。
周壁を抜けて第一回廊に向けて歩きます。
左右に経堂と聖池が広がります。
もうすぐ第一回廊です。
聖池の前が、サンライズ見学場所でもあり、アンコールワットが綺麗に見える場所、なんですが、最初来たときはもう疲れ始めているし、これから見る広すぎる寺院にワクワクで、全部を見渡そうなんてそんなことを思いつきもしなかった。
聖池から見渡すのは明日の朝サンライズ時になります。
回廊が3重に巡ります。
第一回廊
美しいレリーフがつながる第一回廊、一番外側の回廊です。高さ5m、東西200m、南北180m。
西側には、古代インド叙事詩が描かれます。
右手に「マハーバーラタ」、左手に「ラーマーヤナ」
右回りで見ていくので、マハーバーラタ見学、ラーマーヤナは第一回廊の最後に見学します。
マハーバーラタ(偉大なバラタ族の物語)
クシュリナの一族である「パーンダヴァ族」(左)と「カウラヴァ族」(右)の王位を巡る戦い。
賢者ヴィヤーサがガネーシャに口述筆記してもらったんだって。
「パーンダヴァ族」
パーンダヴァ族は主役の5兄弟、ユディシュティラ(法の神ダルマの子)、ビーマ(風神ヴァ―ユの子)、アルジュナ(雷神・闘神インドラの子)、ナクラ、サハデーヴァ(医術の神アシュヴィン双神の子)の方。
美女ドラウパディー(カウラヴァ族100王子の妹)を5人共通の妻としています。
クシュリナは、ヴィシュヌ神の8番目の化身で、アルジェナの御者に身を変え戦場を一望しています。
アルジェナは問います。「なぜ同じ一族で殺しあわなければならない?」
アルジェナは戦士のカーストなので戦士の務めを果たすのだ。
「カウラヴァ族」
盲目王ドゥリタラシュートラの100人の王子たち。
仕える御者の息子カルナは身分の低い子だったが、実は母を同一にするアルジェナの兄だった。(太陽神スーリヤの子供)
カウラヴァ族はクルクシェートラの戦いで全滅します。
と思うんだけど、地球の歩き方だとカウラヴァ軍が勝利ってある。。
このあたりガイドさんに聞きたいな。
カウラヴァ族は悪者なはずですが、悪者のカウラヴァは正々堂々と戦い、神の子たちパーンダヴァは卑怯な感じでカウラヴァを破ります。
カウラヴァ軍が(左から)進軍しています。
その後、ドローナ(元5王子の師匠)が15日目に命を落とし、
カルナ(5王子の兄)が指揮をとりはじめるが17日目に命を落とす。
カルナ(5王子の兄)が指揮をとりはじめるが17日目に命を落とす。
このお話しのあたりは、どの絵か全くわかってなく見てた。。
壁の左側からカウラヴァ軍が、右側からパーンダヴァ軍が攻めてきています。
中央部分が両軍まじり戦うところ。
中央部分が両軍まじり戦うところ。
パーンタヴァ軍が(右側から)進軍しています。
どうも私にはあまりなじみがない話で、よくわかっていない、んで、もう一度、よくよく見たいレリーフです。
アンコールの歴史絵巻
南面西側は、アンコールワットを建立したスールヤヴァルマン2世の浮彫があります。
王は蛇神ナーダをかたどった王座にすわり、まわりは日傘や扇がかかげられています。
下には従者が並び、一番上に、スールヤヴァルマン2世がいます。
日傘たくさん、むっちゃ扇がれてます。
一番上のスールヤヴァルマン2世は占い中なんですって。
戦いに行きますよ。
進軍します!
天国と地獄
南面東側は天国と地獄。ここの天井の花の模様はかわいらしいのです。
上部が天国、中層は裁定を待つ人たち、一番下が地獄。
なんて書いてあるんだろう?
閻魔様ですよ。
18本手があります。
こちら天国。
こちら地獄。
乳海攪拌
東面には乳海攪拌が描かれます。
神々は悪霊ラークシャサとの戦いが絶えません。
神々は不死の霊薬アムリタを作るために、
海を1000年竜王ヴァースキを攪拌の紐にしかき回し、乳海にします。
グルグル回った竜王は毒を吐き、霊薬をよごしそうになりますが、シヴァ神が自らの口で毒を受け不死の霊薬を守ります。パールヴァティはシヴァの首をしめ毒を飲み込むのを防ぎます。なので、シヴァは顔が黒いんだって。
神々(右)と阿修羅(左)が大蛇を引き合っています。
上空に天女が舞い、海の中にはお魚がいます。
左から阿修羅チーム。
中央には采配を振るうヴィシュヌ神がいます。
亀に乗ってますよ。
ブラフマーも引っ張ってます。
前向いたり後ろ向いたりしてんのかなこの人って思ってたら
そうだ、顔4面保持者のブラフマー!
神々の一番後ろはハヌマーン(サル)。
表参道周辺
東面北側に行く前に、表参道を見てみます。
ほんと緑がきれいに手入れされています。
ストゥーパもきれいに保存されています。
このあたり、美しいデバターがあります。
文字もあるよ。
スカートのすそ、はだけてますよ。
この子はふんどしです。
アクセサリーもなし、、おやじ?
ちょっとアクロバティックに歩かないと、デバターみれません。
ほんのちょっとだけだけどね。
ヴィシュヌと阿修羅の戦い
東面北側は、ヴィシュヌと阿修羅の戦いらしいのですが、
よくわからず。
ガルーダにヴィシュヌが乗っています。
クリシュナとバーナ(阿修羅)の戦い
北面東側へ移動すると、クリシュナとバーナの戦いだって。
クリシュナはヴィシュヌの第八の化身。マハーバラタにも出てきていたでしょう?
ちなみに次にでてくるラーマはヴィシュヌの第七の化身。
仏陀はヴィシュヌの第九の化身です。
バーナは1000の腕を持つ阿修羅。
娘ウーシャーの恋愛願望により夢でクリシュナの孫アニルッダに恋をしてからの、本当に連れてきちゃったもんで、大騒ぎになり戦いになった、のかな。
お友達のシヴァ神が助けてくれるものの、敗戦し、バーナは腕4本のみを残し他の腕は残し切り落とされちゃうのです。
でも、最後アニルッダとウーシャ―は結婚したのだから、ハッピーエンド?
ガルーダに乗るヴィシュヌかな。
シヴァなら、バーナの援軍。
ハマヌーン?
1000本の手を持つバーナ。
バーナの親、マハーバリは、真言宗の大日如来のモデル、と見たのですが・・・。
アムリタをめぐる神々と阿修羅の戦い
北面西側はアムリタをめぐる神と阿修羅の戦いなんだって。アムリタは乳海攪拌でできた不死の薬。
神様と阿修羅で協力してアムリタ作ったのに、神様はアムリタ独り占めしたいわけでして。
バーナに乗るクベーラ(クーベラ?)。
バーナはさっきでてきた1000本腕の阿修羅ね。
クベーラはお金の神様。
ナーガに乗るワーロナ(雨の神様)
水の神様、、ヴァルナ?・・・日本でも水天宮にいる神様のことかな。
ナーガは欄干にいっぱいでてくるあの蛇。
神の乗り物のことはヴァーハナというよ。
ガルーダに乗るヴィシュヌ。
ガルーダとナーガはいっつも敵対関係だったそうで。(後日和解したらしい)
ナーガはガルーダのお食事だそうで。
ハンサに乗るブラフマー。
ブラフマーは梵天様。創造の神様。
ようやく3面が終わり、西面に戻ってきました。
実際見ている時もかなり疲れたけど、今まとめているのも結構疲れます。
ラーマーヤナ
そして第一回廊最後になる、西面北側は、インドの英雄、ラーマ皇子の物語。ラーマ王子はヴィシュヌ神の7番目の化身です。
スーリヤヴァルマン2世は死後神になるといい、ここのラーマ王子の顔は自分の顔にしたそうです。
ラーマ軍がランカー島にいる10の頭を持つ魔王ラーヴァナを討つ物語です。
ラーヴァナはヴェーダ儀礼の献身的な学生だったのでブラフマーはご褒美に不死身の肉体を与えます。
そうするとラーヴァナはそれを悪用し、天神に攻め入り、神々をランカー島に連れて行って家来にしてしまいます。
そこで神々は、ヴィシュヌに申し出をします。
ラーマはシータと結婚します。
父王ダシャラタは王位をラーマに譲ろうとするが、王妃カイケーイをは弟のバラタを王位につけ、ラーマを14年間追放するようにせまったため、ラーマ、王妃シータ、弟のラクシュマナは森に行きます。
魔王ワーヴァナの娘シュールパカナーは、ラーマloveで3人の住む森にたびたび来ます。
しつこく迫るシュールパカナーを、ラクシュマナはうるさがり、耳と花を切り落としてしまいます。
ラーヴァナは、シータをランカー島の黄金の宮殿に連れ去ります。
で、レリーフは「シータの救出」の場面。
ラーマは猿の王様スグリーヴァと同盟を結び、猿と熊の軍勢を提供してもらいます。
風神ヴァ―ユの息子で怪力の神様ハマヌーンがランカー島に乗り込み、ラーヴァナの王宮にいるシータを見つけ、ラーマが助けにくると伝えます。
ハヌマーンはしっぽに点けられた火で建物を焼き、その後、ラーマとともに再びランカー城にて決戦。
ハヌマーンはヒマラヤ山中に薬草を取りに飛び、傷ついたラーマとラクシュマナを助けます。
最後はラーマとラーヴァナの一騎打ち。ラーマはブラフマーストラ(魔法の武器)で呪文を唱えラーヴァナを倒します。
その後平和になるが、シータにあらぬ噂がたち、シータは追放されてしまい、大地にのまれます。(シータのお母さんが大地だったので)
ラーマもあとをおい、ブラフマーは2人を天界に引き上げます。
てなわけで、レリーフ。
写真はサイズをかなり小さくして(25キロバイトくらい)アップしているのですが、もともとは1メガくらいの大きさがあります。
露出1/500、絞り1.69、f値1.8、iso250、でとられていました。
よーく見ないと、細かくてうわーってなっちゃいます。
ハマヌーンに乗って矢を射るラーマ。
魔王ラーヴェナ。
ハヌマーン。
疲れていない時間に行かないと、このくらいの写真になっちゃいます。
もっと細かくもう一度見たいなあ。
ほんと、きれいに彫っています。
石に彫るってすごいよね、間違っちゃっても直せないわけだし。
さて、これで第一回廊のレリーフ見学は終了です。
中に入っていきます。
沐浴の池のあと
森本右近太夫一房の墨書きもここにあります
墨って落ちないものなのね。
仏像があります。
仏像並びます。
ここの沐浴の池に下書きのアプサラがあったのね。
エコーが響くところで、みんなが胸をとんとんたたくのを見ながら、中庭にでてみます。
第二回廊は修復中ですね。
第二回廊
第二回廊のレリーフはじっくり見忘れました。
次回みなきゃね。
第三回廊
第二回廊からみた第三回廊&中央塔です。登るのに大行列です。
ここから45分なんて札もあったから、並ぶときはすごく並ぶのかと思います。
急ですよ。
かなりゆっくり上り下りしています。
上から見ると怖いですよー。
中央祠堂を中心に田の字型に回廊があります。
中には4つの沐浴場があり、信者は身を清めてから参拝するそうです。
沐浴場(を眺める人たち)
中央祠堂
かわいかった。
5つの塔の中心にある、中央祠堂の四面には仏像があります。
仏像はアンコール王朝衰退後に持ち込まれたものだそうです。
上から第二回廊を望みます。
西参道を望みます。
約3時間いました。
もう17時です。
くたびれました。
今日の遺跡見学はこれにて終了。
この後、トゥクトゥクさんがアプサラディナー行く?といったので、チケット買ってもらいました。
いったんホテルに戻って今日の夜はアプサラディナーに行きまーす。
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